2006年〜2007年1月シーズンのアドバイス
1/5 セグロイワシの扱いかた
昨年末からエサがセグロイワシになりました。
仕掛け投入、回収ごとにイワシをつけかえるお客さんがいますが
イワシを無駄死にさせているだけで、釣果にはつながっていません。
イワシを大切に扱えない人は釣れませんよ!!絶対!!

まず、仕掛けですが、孫針なしの1本針の仕掛けが
オススメです。それか、親と孫の間を4センチ程度にし、
孫針を遊ばせた仕掛けもいいです。
いずれにせよ、セグロに負担をかけないように、ハリスは
70センチ程度、できれば4号で。捨て糸は40センチ。
短すぎるとイワシが弱るのが早いです。

さて、このセグロイワシ、扱いによってはまったく使い物になりません。
まず、生かして使いたいのならば・・・・
絶対に手でイワシの体をつかまないこと。
親指と人差し指でイワシの目の辺りをつかみ
素早く針をつけます。針は下あごから頭へ縫いざしします。
口が開くと仕掛けの上げ下げだけで弱ってしまいます。

このセグロ、それでも2、3回の移動でお亡くなりになります。
それならいっそのこと・・・・

死んだイワシで挑戦!!
冷凍イワシと違い、死んだばかりのイワシはウロコも落ちていない、
良い状態です。どうせ泳がない活きイワシなら、最初から
死んでることを前提に使ってみてください。

まず、生きているイワシは泳いでいるとき、口を大きく開いて
泳いでいます。死ぬと口は開きません。
ということは、下あごからの縫いざしをせず、口が開くように
上あごだけに針を刺します。

底立ちを取ったら、2メートルほど錘を巻き上げます。
そのあと竿先を下げていきイワシが下に下がっていくようにします。
潮の流れがあると口を開いたイワシは左右に揺れながら
あたかも泳いでいるように見えます。
口を閉じた死んだイワシはぐるぐるまわってしまいます。

実はセグロになってからこの方法で釣っています。
今日もこれで釣りました。
死んだからといって、すぐにエサを交換することより
いかにしてイワシを泳がせるか(泳いでいるように見せるか)
そこを考えてみるとヒラメも答えてくれると思いますよ〜。

12/7 タナ取り
さて、最近のお客さんを見ていて確実に釣れる人と
釣れない人の差があることが分ります。

それは、タナ取りの仕方です。
捨て糸を40センチ程度にして、オモリを底につけると
イワシは海底を這うように進みます。
タナを1M切れば、イワシも1Mのあたりを泳ぎます。
もし、捨て糸が80センチあると、タナを1M切ると
イワシは1M40センチくらいのところを泳ぎます。
底を叩いているとPEラインがたるんで、潮に流されオマツリします。
根掛かりもします。
底を引きずっていると、魚信もわかりにくいし
あたっても食い込みません。食わせるためには
さらに糸を送ったり、竿を寝かせたり・・・・
つまりは、むずかしい作業が必要です。
途中でイワシを放されてしまうのはこういうケースがほとんど。

じゃあ、どうしたらいい?
まず、捨て糸を40センチ程度にしましょう。
そしてタナを1M以上切りましょう。
海の底から上を見ているヒラメが、イワシを見つけて
飛び上がってきます。その時、竿は大きく曲がります。
一口でイワシを飲み込むようなヒラメなら、このときに
ほとんど孫針がのどに、親針が口の周りにかかってしまいます。

あわせはヒラメが勝手にやってくれるわけです。

大きな魚信があったら、竿先を少し下げてやります。
さらに魚信があるまでそのまま待っていてください。
自信がない方は、このとき船長か私を呼んでね。
決して糸を送ったり、大合わせをくれるようなことはしないでね。

潮が澄んでいたら2M、濁っていたら0.5M、このタナ取りを守って
大ビラメをゲットしてください!

12/1 イワシの大きさ
今使っているイワシは20センチ程度!
頭から肛門まで15センチ程ですので、仕掛けを自作される方は
それにあわせて作成してください。

12/1  錘について
最近良く売られているオモリに上のようなホログラム
の付いているものがあります。このオモリを使って
よく釣れる、魚信が増えるといわれています。さて、本当でしょうか?
今日、左のオモリを使っている方が3名、右が2名いました。
そのうち、左のオモリの方ととなりとのオマツリが多発しました。
なぜでしょうか?

潮切れがいいと書いてありますが、他のオモリ使っている人とオモリの
流れ方が違ったら、おまつりしやすいですよね。今日の場合、逆に
このオモリを使った方の潮下の人とのオマツリがほとんどでした。
流されてしまってるんですね・・・・たぶん。

右側のタイプは普通のナスオモリとほとんど形もかわりません。
使うのなら、右のタイプにしたほうがいいですよ。

今日船中5枚釣れましたが、このタイプのオモリを使っていた人
以外の人が釣りました・・・・・